厳選! 「ほりかわ」の超簡単な活用法9個
こんにちは
以前行った展覧会『あなたに続く森』を紹介したいと思います
ガラス素材で菌類、ウィルス、細胞等をモチーフに目に見えない「生命の在りよう」をテーマとして作品を発表してきた
ガラスアーティスト青木美歌さんの展覧会です
これまでの展覧会をはじめ、ミュージシャンのアルバムジャケットなどに作品を提供しているほか ウィンドウディスプレイやパブリックスペースのアートを手掛けるなど多方面で活躍しています
『あなたに続く森』では、植物系のライフサークルをテーマに約50点の作品が展示されてました。
生命の繋がりをガラスのオブジェと光を組み合わせた幻想的な空間を楽しむことができました
ほりかわナチュラル高円寺
小粋なほりかわをお探しですか。こんなにあります。
祇園祭の季節 今年も熱い時
週刊まつもとVOL177
祇園祭のおはやしが流れ、今年もまた熱い熱い時が流れてます~。
今夏の話題は蛤御門の変(1864年)で消失した後(あと)祭の鷹山=写真=
の鉦(かね)が153年ぶりに復元され、先月八坂神社でおはやし奉納をしたんよね。現在は休山(やすみやま)で、残る懸装(けそう)品を飾る居祭(いまつり)。巡行までにはかなりの時間と費用がまだまだ必要。
この鷹山は三条通に会所があるんやけど、京の童(わらべ)歌に通り名の歌があって、南北やったら「丸竹夷(まるたけえびす)に押御池(おしおいけ)~」、東西やったら「寺御幸麩屋富、柳堺(てらごこふやとみやなぎさかい)~」。この他に通りを代表するもんの歌「一条(いっちょう)戻り橋」があるんで、それに沿って十条まで歩いてみましょか。
「一条戻り橋~」写真=は、
堀川通(上京区)にあって、すぐそばには安倍晴明神社。
晴明さん(921~)の時代はこの橋の下に式神(しきがみ)が住んでいて、渡辺綱(953~)の時代は、この橋の上で鬼の腕を切り落としたとか…。戻り橋といわれた所以は実はもう少し古く、僧・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ891~)が熊野詣行ってる時に亡くなった父親の葬列に追いつき、この橋の上で加持をすると父親が蘇生したということから「戻り橋」と。
その父・三善清行(みよしきよつら)の屋敷は以前私が住んでいたマンションのすぐ前(下京区・堀川醒ヶ井)=写真。
様々な加持祈祷の故事には、平将門の調伏や八坂の塔=写真=の傾きを直したことも。
祇園祭の「山伏山(先祭)」の御神体は、奈良の大峯山に入る時の山伏のかっこうをした貴所なんよ=写真。
「二条きぐすり~」の通り、二条通りは薬屋さんが多いん。
雨森敬太郎薬房(中京区)=写真=は
御典医時代から膏(こう)薬を作り、1648年から「無二膏(むにこう)」を専門に製造に専念。現在15代目さん!
薬祖(やくそ)神社=写真=も存在して、
ご祭神は少彦名命(すくなびこなのみこと)のほかに、「ヒポクラテス」=写真=と
「神農(古代中国の帝王)」=写真=。
松本の日の出町にもお社があるよね。
「三条みすや針~」=写真。
宮中の針司で、御簾(みす)の中で針を造っていたところから、後西(ごさい)天皇から「みすや」の家号を賜ったそう(1655年)。
京土産の1つだった時代も。そう言えば祖母や母の針箱の中に紙に包まれた針にそんな名前があったと記憶=写真。
「四条芝居~」=写真。
南座が建っているあたりにはかつて7つの芝居小屋があって、阿国(おくに)歌舞伎発祥の地=写真=。
真向かいの北座=写真=があった場所は井筒八ツ橋本舗ビルが。
「五条橋弁慶~」。
童謡「京の五条の橋の上~」は牛若丸と弁慶=写真=の像。
2人が出会った場所は諸説あり。
かつての五条橋は一つ北の松原橋で、秀吉さんが架け替えちゃった~。出会った場所も実は五条天神(下京区)=写真=や
清水寺山門前(東山区)らしいけど、謡曲の影響で五条橋になったみたい。2人の頃にはこの橋、無かったって話や。
祇園祭の橋弁慶山(後祭)=写真=は、謡曲「橋弁慶」がルーツなんやて。
「六条本願寺~」。
本願寺は西の龍谷山(りゅうこくざん)本願寺・浄土真宗=写真は唐門=と
東の真宗本廟・真宗=写真=の2つ。
元をたどれば親鸞さんなんやけど、政治的問題プラス内部分裂によってこうなっちゃったん。
蛇足ながら、お東さんの前の烏丸(からすま)通=写真=が湾曲してるんは、檀徒さんたちが多く集まり、路面電車の運転に支障をきたすために1つ東側へ迂回するように設計したためなんやとか…。
「七条お芋ほり~とかそば屋~とか米相場~」、「八条たけのこ~か芋掘り~とかお百姓~なんてのがあるけど、現在の七条、八条はだいぶ様変わり。
「九条のおねぎ~」はご存知九条ねぎ=写真。
「十条の羅城門~」。
平安京の一番南の羅城門は矢取地蔵寺(南区)=写真=あたりにあったと模型と碑が建ってま。
京都駅前北口広場に、遷都1200年を記念して宮大工さんが製作した10分1の模型=写真=を、ビル地下から昨冬移設。
ここやと大勢の人の目についていいかも。
祇園祭で訪れる機会があったら、こんな場所も訪ねてみるのもおもろいかなかぁと。
7月の楽しみ
祇園さんの各山鉾のちまきは厄除けのため玄関先に吊るすもんやけど、黒主山(後祭)は食べられる生麩のちまきも販売=写真。3本1500円とチトお高い気もするけど…。黒糖味で美味しおす。
こんな張り紙=写真=みたら、食べてみよっかなぁ~って思いまへん?
鯉山(後祭)会所近くの店舗で鯉山カレー=写真。ちなみに鯉山は今年後祭の山一に2日、決定~。
千本閻魔堂(引接寺・上京区)の風祭は15日まで。夜間拝観で閻魔さまとご対面。
梶の葉に願い事を書き=写真=
月光に照らされると願いがかなうという古式ゆかしき恋愛成就祈願でもあり。
梅雨明けと共に始まるンが北野天満宮(北区)の正月の縁起物・大福梅の天日干し=写真。大福梅は12月13日から授与。
弘法大師秘法のキュウリ封じ=写真6=は五智山蓮華寺(右京区)で24、25日。キュウリの中に一切衆生の病苦、悪業を封じ込め、長生き、安楽往生を祈願。
今年もハガキがきてったけ。
信濃毎日新聞 週刊まつもと7月7日掲載
◎南北の通り歌
まるたけえびすに おしおいけ(丸竹夷二押御池)、あねさんろっかく たこにしき(姉三六角蛸錦)、しあやぶったか まつまんごじょう(四綾仏高松万五条)、せったちゃらちゃら うおのたな(雪駄ちゃらちゃら魚の棚)、ろくじょうさんてつ とおりすぎ(六条三哲通りすぎ)、ひっちょうこえれば はっくじょう(七条越えれば八九条)、じゅうじょうとうじで とどめさす(十条東寺でとどめさす)
丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池、姉小路、三条、六角、蛸薬師、錦小路、四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、五条、 (雪駄屋町)、鍵屋町、(銭屋町)、(魚棚)、六条、三哲、七条、八条、九条、十条、東寺
◎東西の通り歌
てらごこふやとみ やなぎさかい(寺御幸麩屋富柳堺)、たかあいひがし くるまやちょう(高間東車屋町)、からすりょうがえ むろころも(烏両替室衣)、
しんまちかまんざ にしおがわ(新町釜座西小川)、あぶらさめがいで ほりかわのみず(油醒ヶ井で堀川の水)、
寺町、御幸町、麩屋町、富小路、柳馬場、堺町、高倉、間之町、東洞院、車屋町、烏丸、両替町、室町、衣棚、新町、釜座、西洞院、小川、油小路、醒ヶ井、堀川、葭屋町、猪熊、黒門、大宮、松屋町、日暮、智恵光院、浄福寺、千本